「広島良質Re住宅」開発の背景

現在木造住宅は建築時から20ないし25年経つと市場価値はほとんどがゼロ査定評価となり、良質な住宅ストックであっても適正に評価されず、維持管理・リフォームを行うインセンティブが働かない悪循環構造に陥っており、中古住宅の流通を阻害する大きな要因となっています(下記※参照)。

人が住まない中古住宅が増えると、倒壊などの防災上の危険のほか衛生面や治安に対する不安も出てきます。
この悪循環を是正すべく 長期優良住宅、住宅性能表示、瑕疵保険、インスペクション(住宅診断)、住宅履歴等を活用し、住宅ストックの維持向上・評価・流通・金融等の仕組みを一体的に開発し普及させ良質な住宅ストックが適正に評価される市場の好循環を促す必要性が生じています。(下図参照)
※2013年の総務省の統計によると、国内で流通する住宅のうち中古のシェアは約15%で、70%ないし90%に達する欧米と比較して大きな開きがあります。


(一般社団法人住宅瑕疵担保責任保険協会ホームページより)