「広島良質Re住宅」の認定に当たっては、その評価のために「既存住宅ポイント制度」を設け評価基準とします。
この評価基準により、定められた水準以上の評価を受けた住宅は、「広島良質Re住宅」に認定され、購入やリフォームの際、金融機関より住宅ローンの優遇措置(融資期間最長40年)が受けられます(戸建てのみ。また、この優遇措置は融資金額によっては適用にならない場合があります)。
この評価を受けられる住宅は、戸建住宅の場合は長期優良住宅化リフォーム条件を基本とし、評価項目は戸建住宅、集合住宅それぞれ次のとおりです。
これにより、現行の築年数だけによる評価でなく、より公正・中立・適正な価値の評価が期待されます。
※各項目をクリックすると詳しい内容を知ることが出来ます。
項 目 | 条 件 | 備 考 | point | |
①長期優良住宅 (新築時) |
認定証 | 又は認定長期優良住宅建築証明書 | 50 | |
長期優良住宅化リフォーム性能条件 | ||||
②耐震性能 | 耐震等級1又は免震構造 | 新耐震基準S56.6以降着工物件 | 10 | |
耐震等級2(S基準) | 建築基準法×1.25倍 | 20 | ||
耐震等級3 | 建築基準法×1.5倍 | 30 | ||
③省エネ性能 | 断熱等級4(S基準) | 10 | ||
BELS ☆☆ | 10 | |||
BELS ☆☆☆以上 | 20 | |||
認定低炭素住宅 | 20 | |||
④劣化対策 | 劣化対策等級3(S基準) | 10 | ||
⑤維持管理 | 維持管理対策等級3(S基準) | 10 | ||
以上②~⑤の4項目が長期優良住宅化リフォーム性能条件に合致した項目であり、「広島良質Re住宅」評価の必須項目です。そのポイント合計数は最低40点。 |
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必須条件 | ||||
上記の長期優良化住宅リフォーム性能条件以外の項目で、「広島良質Re住宅」認定の必須条件である項目とそのポイント数は以下の⑥~⑪の通りです。 |
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⑥インスペクション | 実施・報告書作成 | 既存住宅現況検査技術者(建築士) | 10 | |
⑦住宅履歴 | 作成又は更新 | 5 | ||
⑧維持保全計画 | 作成又は更新 | 5 | ||
⑨既存住宅売買瑕疵保険 | 加入 | 自宅リフォームの場合は加入可能住宅 | 10 | |
⑩履歴情報蓄積 |
データ保管 |
JIO いえかるて | 5 | |
⑪JIO優良住宅オーナーズ倶楽部 | 入会 | 5 | ||
以上、⑥~⑪の6項目が広島良質Re住宅認定の必須項目であり、そのポイント数の合計は40ポイントです。 |
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選択項目(合計20pt以上) | ||||
⑫土地・建物査定 | THK住宅査定システム | 建築士(建物) 不動産鑑定士(土地) |
5 | |
⑬その他の選択項目 | 採光・通風環境 | 目視による判断 | 0~5 | |
外装劣化状況 デザイン |
目視による判断 | 0~5 | ||
内装劣化状況 デザイン |
目視による判断 | 0~5 | ||
設備機器劣化状況 | 目視による判断 | UB・キッチン・洗面・便器他 | 0~5 | |
防犯性能 | 目視による判断 | 鍵・柵・防犯ガラス・サッシ 外構等 |
0~5 | |
バリアフリー | 目視・測定による判断 | 段差・手すり等 | 0~5 |
【評価結果】
⑫と⑬の項目の評価により20点以上のポイントを得た場合は、長期優良住宅化リフォーム性能条件で得た80点を合計したポイントの合計が100点以上となるので「広島良質Re住宅」として認定されます。
【備考】
■「広島良質Re住宅」は、長期優良住宅(新築時)又は長期優良住宅化リフォーム実施を必要最低条件とする
■土地条件
区域、接道、地盤、面積、採光、通風、音環境、空気環境、過去の事件・事故、地域性等を考慮し良質な居住が可能と認められる土地
項 目 | 条 件 | 備 考 | point | |
必須条件 | ||||
①耐震性能 | 耐震等級1又は免震構造 | 新耐震基準(1981年6月以降着工物件) | 10 | |
②省エネ性能 | 断熱等級4相当 | 集合住宅全体または戸単位判断でも可 | 10 | |
BELS ☆☆ | 集合住宅全体 | 10 | ||
BELS ☆☆☆以上 | 集合住宅全体 | 20 | ||
認定低炭素住宅 | 集合住宅全体 | 20 | ||
③管理規約 | 有する事 | 集合住宅全体 | 5 | |
④修繕積立金情報 | 制度があり、適切な積み立てがされいる事 | 集合住宅全体 | 5 | |
⑤大規模修繕計画情報 | 有していて適切な内容である事 | 集合住宅全体 | 5 | |
⑥共用部修繕履歴 | 有する事 | 集合住宅全体 | 5 | |
⑦インスペクション | 実施・報告書作成 | 戸単位 | 10 | |
⑧住宅履歴 | 作成又は更新 | 戸単位 | 5 | |
⑨維持保全計画 | 作成又は更新 | 5 | ||
⑩既存住宅売買瑕疵保険 | 戸単位加入可能物件 | 自宅リフォームの場合は加入可能住宅 | 10 | |
⑪履歴情報蓄積 |
データ保管 |
Jいえかるて | 5 | |
⑫JIO優良住宅オーナーズ倶楽部 | 入会 | 5 | ||
以上、①~⑫の12項目が集合住宅における広島良質Re住宅認定の必須項目であり、そのポイント数の合計は80ポイント(最低)です。 |
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選択項目(合計20pt以上) | ||||
⑬選択項目 | 採光・通風環境 | 目視による判断 | 0~5 | |
外装劣化状況 デザイン |
目視による判断 | 0~5 | ||
内装劣化状況 デザイン |
目視による判断 | 0~5 | ||
設備機器劣化状況 | 目視による判断 | UB・キッチン・洗面・便器他 | 0~5 | |
防犯性能 | 目視による判断 | オートロック・柵・防犯カメラ・外構等 | 0~5 | |
バリアフリー | 目視・測定による判断 | 段差・手すり等 | 0~5 |
評価結果
⑬の項目の評価により20点以上のポイントを得た場合は、①~⑫の12項目で得た80点を合計したポイントの合計が100点以上となるので「広島良質Re住宅」として認定されます。